ネットの仕事を退職して、1ヶ月。
当初はすぐに、農家へアルバイトに行く予定をしていましたが、急な事情のため、少し落ち着いてからになっています。
今回、ほんのわずかですが、有名な酒米の農家を営んでおられるKさんのお宅へ、足をひっぱりまくりながらも、お手伝いをさせてもらいに行きました。
お手伝いをさせていただいたのは、まず新しく作物を作る畑の準備から。
前回ピーマンを作った畑の支柱を引き抜きます。
ハンマーで強く打ち込んでいるだけあって、太めの支柱だとかなり力が要ります。
そしてそれを束ねて運んでみると、けっこうな重さ…。
支柱を抜いてあとは、土を覆っているマルチングフィルムを取り除きます。
こちらもひっぱればすぐ取れるところもあれば、深くまで掘り起こさないと残ってしまう部分もあります。
畑に残ってはタイヘン。なんとか破れないよう、しっかり、しかしスピーディーに取り除いていきます。
この「手早く」しかし「確実」に、の両立がなかなかできず、結構時間がかかってしまいました…。
これは、これから農業を行っていく上で大切なことを実感しました。
そして、全然予想していなかったのが、僕の場合、作業で「握力」を消耗するということ。
なるほど、四国のJAに勤める中学の同級生が「農業で使う筋肉は普通とちがうきにねー」とよく言っていたのを思い出します。
ジムにはここ何年も(お風呂目的ではありますが)通って軽〜い筋トレは欠かしていなかったのですが…。
家に帰ると、腕がつったりで、腰痛でお世話になっている整体の先生に、テーピングとマッサージの方法を教えてもらいました。
お昼は毎日、Kさんのお宅でいろいろなお話をお聞きしながら、奥様の手料理を美味しくいただきました。
最初、駅まで迎えに来て下さったKさんとお会いして「どこかでお見かけしたような…?」と思っていましたが、昼食の際にKさん夫妻が紹介されている新聞記事を見せていただき、以前にその記事を見たことを思い出しました!
地元の小学校の給食へ有機野菜を出荷する、とてもカッコいい・きれいなKさんご夫妻が紹介されていたのです…。
まさか、こうした機会があるとは思っていなかったので、びっくりしました。
また、別の畑では鶏糞の肥料の散布もさせていただきました。
これも肥料の3大要素など、基本的な用語を教えていただきました。
肥料の配分も計算して算出するということも初めてお教えいただき、目の前で電卓をはじいてくれたのですが、ぱっと飲み込めなくて、これから学んでいきたいと思います。
ほんの少しでしたが、畑の大根の収穫も行いました。
この当りの土地はお米に適した粘土質だけあって、なかなかしっかり植わっています。
おぉーきなーカブはー、抜けません〜…。
うーん、さすがに腰にきます。しかしこれも家に帰ってから整体の先生に「ひざをもっと使うといいよ。」と教えてもらい、納得。。
そして最後の日に、ちょうど農機具メーカーの展示会が行われいたので、一緒に入場させていただきました。
はじめて見る大きな・そして本当に様々な種類の農機具にびっくり!
そして、農機具のお値段にもびっくり!
これから本当に農業ができるのか、そしてどんな農業をしていきたいのか、まったく何も分かっていない自分ですが、Kさんには今回、大変お世話になりました。
また、ぜひ次のお手伝いできる機会に、お伺いさせていただけたらと思います。
本当に今回はどうもありがとうございました!